箇条書きや囲み枠等の文字デザイン、文字装飾のコツなど、記事の見せ方について過去記事で幾度か触れてきました。
添削する記事を読んでいると、ここのところは箇条書きも囲み枠も積極的に使う方が多く、少しずつですが、やり方が浸透していっていると嬉しく感じています。
その上で、メンバーさんの記事を読みながら、文字デザインにおいての重要ポイントが1つだけ伝えられていないことに気付きました。
それが、タイトルにある『記事前半での見せ方の重要性』です。
記事全体に文字デザインの要素が増えてはいるのですが、特に意識的にそうしたデザインを施していただきたいのが記事の前半。
もちろん、全体の雰囲気も大切なのですが、前半は更に重要だと考えていただきたい。その想いと共に今回の記事を書いていきたいと思います。
見せ方の基本をまずはサッと振り返り
このブログは比較的サラッと書いていますが、SEOでアクセスを集めようとする私の手持ちのブログには以下の特徴があります。
- 最初の章でほぼ必ずと言って良いほど、囲み枠か箇条書き、表が登場する
- イントロの段階で吹き出しが登場する
これらは視覚的に読みやすいと感じてもらうには欠かせないものです。例えばこの真上の箇条書きを、以下の様に表現したら、見え方がのっぺりしますよね。
箇条書きを活用することで、視覚的に浮き上がりが出ることがお分かりいただけるかと思います。
箇条書きに限らず、通常の横並びの文字列と違う文字要素を積極的に組み込んでいく。これが読みやすい記事づくりをする上での大きなポイントだと考えてください。
※見せ方についてのより詳しいポイントは以下の記事で!
⇒ワードプレスの記事の見せ方の基本【文字をデザインするということ】
⇒ブログ記事の文字装飾について知っておきたいシンプルポイント
前半こそ見せ方にこだわりたい理由
上の箇条書きを見せ方の例として使ってしまいましたが、お伝えしたとおり、自分が記事を書く時はイントロ、最初の章こそそうしたデザインに強いこだわりを持つようにしています。
文字をデザインする理由は読者さんに読みやすいと感じてもらいたいと言うことですよね。
それでは、なぜ読みやすいと感じてもらいたいかと言えば…
- 読むのが大変ではないという印象を持ってもらい、最後までじっくりと読んでもらいたいから
こうして記事の滞在時間を上げることが最大の狙いです。
この『最後まで』というのが非常に大切なポイント。
記事の中盤あたりでようやく文字デザイン要素が出てきたとしましょう。それは言い換えれば、そこまでのコンテンツには文字的な工夫はなく、読みやすいとは言い切れないものになってしまいます。
すると、どうなるか。読者さんは中盤まで読んだ時点で、「既に読みにくいという印象を持っている」状態になってしまうのです。
中盤となると、記事の終わりも近づいているのに、これだと本末転倒ですよね。
もちろん、情報そのものが恐ろしく面白ければ別ですが、この状態だと読者さんの読み気は既に失われてしまっており、読んでくれるにしてもある程度流し読みになってしまう可能性があります。
場合によっては、既に読みにくさから離脱してしまっているかもしれません。
これでは、せっかく頑張って文字をデザインしても、その効果が発揮しきれているとは言えない状態となってしまいます。だからこそ、記事の前半というのは極めて重要な箇所なんですよ。
記事のファーストビューから最初の章の終わり辺りまでをプレビューでスクロールして、文字デザイン要素が何もない状態である場合。こうした時は、デザインの調整を検討してみましょう。
添削をしていると、イントロ、及び最初の章に箇条書き等のデザイン要素が何1つない記事を結構見かけます。
こうした形だと、損をしている。それくらいに考えて記事作成を進めてみてください。
自分としては、それだけで記事の底力が大きく変わってくると言い切れるポイントです。
表はちょっと特殊ですが、箇条書きや囲み枠は入れる場所があるから入れるものではなく、意図的に入れることが出来るもの。
また、文字装飾についても積極的に利用しようと思えば、入れていけますよね。
イントロや最初の章では、そうした要素を毎回強めることを意識していきましょう。
※添削フォーラムでは私の記事のURLを提示して例として使うことも多いです。フォーラムを閲覧可能なメンバーさんは、私の記事の前半がどうなっているか。その視点で記事をチェックしてみてください
もちろん、中盤以降が読みにくければ、それはそれでダメですよ。
それこそ、記事を書く力が尽きたみたいな雰囲気を出してしまい、これまた精読率を下げてしまうことに繋がります。
ただ、個人的には、前半で見せ方にこだわれれば、自然とそれに引っ張られて、記事全体にもこだわりが出てくるものだと考えていたりします。