ここのところトランス状態かのごとく記事を書きまくっている武です。こんばんは。
アドセンスサイトを1つ売ってしまったので「新しい柱を作らなきゃヤバい!」というのがその原動力(笑)
そうして記事を書いていると、記事添削で伝えたいことがよりハッキリと見えてくるもので、最近はより具体性を求められていると感じています。
さて、その添削でですが、私が口癖の様に伝えているポイントの1つに…
- キーワードの需要の広さにコンテンツの広さも合わせましょう
と言うものがあります。
これはシンプルに言えば『知りたい層があれこれと多いであろうキーワードは、出来る限りその全ての読者さんに役立つ状態にしたい』ということ。
初心者の内はここにズレがある方がかなり多いです。
検索エンジンへのアプローチという観点では非常に重要な観点ですので、少しでも早くポイントを掴んでいただく為に、今回は需要の広さと読者層、ペルソナ設定をテーマにお話をしていきたいと思います。
需要の広さにコンテンツを合わせるという考え方の具体例
今回は『ダイソー 靴下』というキーワードを例にするとしましょう。
例えば、キーワードの発見までに、たまたま子供用の靴下をダイソーで購入したから記事にするといった流れがあったとします。
こうした場合、ついついダイソーに売っている子供用の靴下をテーマに記事を書きがち。これが失敗の素です。
その理由は、このキーワードを使う読者さんが必ずしも子供向けの靴下を探しているとは限らないから。
- 大人用の靴下を探している
- 女性用の靴下を探している
- 男性用の靴下を探している
- 小学生向きの靴下を探している
- 幼児向きの靴下を探している
- 赤ちゃん用の靴下を探している
などなど、多少の需要の大小の差はあれど、人によってコアとなるシチュエーションはバラバラだと考えられるキーワードですよね。
このキーワードに対して、子供向けのダイソー靴下を探している人は全体の一部。
そこを完全にメインにしてしまうと、コンテンツSEOにおいて最重要だとも言える『キーワードを使う読者さんの検索ページでのクリック率&記事への滞在時間』に問題が出てしまうんです。
仮に読者さんが大人向きの靴下を探しているとしましょう。
子供用靴下がテーマだと、当然タイトルにもその点が反映されますが、この読者さんは自分とは関係の無い記事だと判断してしまいます。すると当然、その方のクリックを得ることは難しくなってしまいます。
また、仮に読んでくれたとしても、あくまでも探しているのが大人向きのモノである以上、サッと読み流して次の記事へと移っていってしまうでしょう。
この場合に、ライバルが全年齢、また男女両方に届く形で記事を作っていたとしたら、そのライバルに対してクリック率も滞在時間も上回れてしまいやすくなります。その結果、検索での上位表示が難しくなってしまうと考えてください。
もし、検索における上位表示の最終目標が「ダイソー 靴下 子供」などであれば、当然子供の靴下がテーマで構いません。
しかしながら「ダイソー 靴下」が最終目標ならば、子供に絞るのではなく、キーワードを検索するであろう全属性に向けた記事を作ろうとする。この感覚が大切だと意識しておきましょう。
読者層とペルソナの設定について
記事を作る時にペルソナを設定することを大切にしている方もいらっしゃるかと思います。
ブログにおけるペルソナの設定は『その記事を読んでくれるであろう誰かひとり』を具体的に絞り込み、その人に向けて記事を書くという考え方です。
これを決めることで、明確な相手がイメージ出来ますので、その人への問いかけですとか、具体例、メッセージなど、記事における様々な重要な要素を自然と詰めやすくなるというメリットがあります。
私自身が記事を書く時も、ペルソナの設定は大切にしています。
しかしながら、ペルソナは何でも良いという訳ではありません。先ほどの「ダイソー 靴下」で、「ダイソーの子供用の靴下だけを探している主婦」をペルソナにしてしまえば、キーワードの需要の広さに対応しきれない形になってしまいますよね。
それ故に、先に意識すべきなのは、そのキーワードを検索するあらゆる層の絞り出し。
そして、それら全部を都合よく兼ね揃えたペルソナ象を設定していく。ここが自分にとっての黄金ルールです。
と、考え方の全体像をお伝えしましたが、恐らくこれだけだと「どう設定すれば良いの!?」と悩んでしまう方も多いはず。と言うことで、ここからは私がどう設定するかの例をお伝えしていくとしましょう。
「ダイソー 靴下」に対して私が読者層とペルソナを設定するとすれば
まず、読者層については最初の章で出した箇条書きと同じです。もちろん、考えた先に他の属性も思い浮かべば、それも追加しますけどね。
先の繰り返しとなりますが、一応記載しておきます。
読者層
- 大人用の靴下を探している
- 女性用の靴下を探している
- 男性用の靴下を探している
- 小学生向きの靴下を探している
- 幼児向きの靴下を探している
- 赤ちゃん用の靴下を探している
この読者層が洗い出せていれば、後は「これらを全部購入する可能性がある人物像」を作り上げていくという作業に移ります。
このあたりはパズルの様なもの。全部が全部出なくても良いですが、ある程度の広さをカバーする感覚が大切です。
ペルソナ
ペルソナは具体的であればあるほど良いもの。私スタイルでの掘り下げがどれくらいになるかを意識してチェックしてみてください。
「ごめん!みんなで川遊びしていたら靴下がずぶ濡れになっちゃった。申し訳ないんだけど、ダイソーで良いんで、皆の靴下を買ってきてくれないかな(汗)」
と電話があり、近くのダイソーへ寄ろうとしている。友人家族は明日の靴下はあるけど、今日の分に困っているらしい。
ダイソーに靴下は置いてあるイメージはあるが、友人、奥さん、7歳と2歳の子供全員分が揃うか少々不安に思い、『ダイソー 靴下』と検索している。
読者層に合う限りは自由に設定して良いものですので、あくまで一例だと考えてください。必ずしもこれが正解とは限りません。私にとっての正解というだけです。
こうした具体的なペルソナ象があると、記事の節々にプラスとなる要素が散りばめやすくなります。
例えば…
『ダイソーの靴下の魅力は何と言ってもそのラインナップ。当然、男性用、女性用が揃っていますし、大人だけでなく、子供、はたまた赤ちゃん用の靴下が販売されています。』
と、上の例の読者さんを安心させようと、情報のイメージを伝えたくなります。
他にも…
『緊急時だからとダイソーで靴下を買うこともあるでしょう。ただ、実際に使ってみたところ、思った以上に生地が丈夫で、普段使いをしていてもすぐには破れないことが分かりました。
かつては「安かろう悪かろう」のイメージを正直持っていたのですが、随分と進化した。そんな風に感じています。』
など、使い捨てになりそうな状況をペルソナから感じられますので、こうした痒いところに手が届きそうな情報も届けたくなる。これがペルソナが重要な理由です。
これらは、一瞬でサッと考えた例。
実際には、この人に情報を届けようとしたら、記事のあらゆるところにそうした具体性、面白さ、掘り下がった情報が入れられる。この感覚で考えてみてください。
読者層の多くのパターンを融合させたペルソナを意識して作ったものですので、どの層にもこれらの情報展開は役立ちますよね。ここもまた大切なポイントだと言えます。
ペルソナの設定だけを考えてしまうと、テーマ作りや構成において重要な読者層を見逃しがちになってしまいます。
先に読者層、それがあってこそのペルソナ。この順番を意識して、クリック率と滞在時間を伸ばせる記事を作成していってくださいね。
ちなみに、先ほどのペルソナ例には、実は私自身が反映されています。
自分が記事を作る時には「自分がこのキーワードを検索する」シチュエーションは無いか。そこを考え抜いて、そのキーワードを調べているであろう自分に対して記事を作ることがほとんどだったりします。
それが一番書きやすいですし、何よりもオリジナリティを出すのに重要な「自分」がより詰まった記事にしていきやすいですからね。
言い換えれば、何があっても自分が検索しないであろうキーワードに対するコンテンツはほぼ作らないということでもあります。例えば、女性用の化粧品の記事なんかはまず書きませんし、書けません(テクニックを駆使すれば形には出来ますが、面白くはなりづらいです)。
ただ、普段興味を持たないものであっても『少しでも興味を持てる』ものであれば、どんどんこじつけていく。そうして書ける記事の幅を広げることも意識してはいますよ。