先月、安定して稼げる様になったというご報告と共に、ぜひ食事でもご馳走させていただきたいというメッセージを頂き、私の住む岡山でPRIDE実践者さんとお会いしました。
その方が、タイトルに出させていただいたマシューさん。
私の自宅で簡単なコンサルをしつつ、地元の肴で盃を交わせたのですが、あれこれお話をする中で、これは是非ともPRIDEコミュニティのメンバーさんにご紹介したいと思い、つい先日、対談音声を録らせていただきました。
私の悪い癖で、少しばかり長い対談となってしまいましたので、動画をお届けすると同時に、意識していただきたいポイントを自分の視点でお話ししていきたいと思います。
ちなみに、「岡山でお金を払わせては武家の恥」という感覚から、ご馳走していただくのは全力で断りました(笑)
動画のご紹介
対談音声では普段は話をするだけなのですが、マシューさんが資料を用意してくださったので、資料をお見せしつつ聴いていただく形を取らせてもらってます。
成果としては、3ブログで月50万円。約20万円稼ぐブログを1つと、約15万円を稼ぐブログを2つ運営されています。
50万円は1つの壁とも言えまし、そこを超えられたというのは大きなブレークスルーポイントですね。
そして、その成果を出すにあたってのマシューさんの特徴に、「ほぼ完全自動化出来ている」という点があります。
完全自動化とは
PRIDE実践者さんは…
- 自分で記事を作る方
- 記事は外注してしまう方
ザックリとだと、この2つのパターンに分かれます(自分で記事を作りつつ、足りない部分を外注するという方もいます)。
私の場合は前者ですが、マシューさんは後者。
ただ、ちょっと違うのが、マシューさんが外注するのは記事だけではないという点ですね。
記事の編集や投稿、ブログの設定、サイトで扱うコンテンツテーマからのキーワード群を探すところまで、つまりブログ運営のほぼほぼ全てを外注化されています。
もちろん、コンセプトを決める、指示を出す、細かくチェックをするなどの作業はありますし、外注さんとのミーティングなども行われていますが、私たちが記事入れをするにあたっての、「特に時間が掛かるポイントを完全に自動化」して進められている。そんな風に捉えてみてください。
簡単になせることではない
時間の掛かる作業を他の人に任せられる。これは理想ではありますが、決して簡単なことではありません。経費の話ではないですよ(そこへの意識も必要ですが)。
勉強会などを通して、完全自動化を目指している方には何度もお会いしてきました。ただ、中々上手く行かないという方も多いです。
直接顔を合わせられる社員とかアルバイトと違い、ブログのアウトソージングは基本的にメッセージでのやり取りとなります。
それ故に、関係が薄くなりやすく、いきなりやめられてしまうという点に悩んでいる方も少なくありません。
また、記事そのものも自分で書くのと違い、理想を追い求めるとなると細かい部分が困難だと言えますので、ライバルが強いジャンルを攻めるとなると、教育が最重要になるというのも難しさの1つ。
ブログを自分のイメージ通りに動かしていくには、やはりあれこれと工夫が必要になってくるんです。
それこそ、1000記事入れたけど毎日数百PVしか集まらないなんていうケースも少なくはありません。
私の経験上、外注化で成果を出す為の柱となるのは以下の3つです。
- サイトのコンセプト作り
- 教育
- 管理
どれも意識を払わないといけない大切なポイントで、マシューさんとお話をしていると、これらへの考え方、やり方がとても良いと感じさせられました。
教育については、細かい部分まで伝えるマニュアル作りの徹底、管理については週1回のミーティングやそもそもの外注さんへの思いやりを意識する。そうしたところにしっかりと目を配られています。
外注さんとは最低限のコミュニケーションしか取らない方も多い中、マシューさんには人対人であることをちゃんと考えられている。こうした印象が強いですね。
そして、私が何より感心したのは、最重要とも言える「サイトのコンセプト作り」に対して良い感覚をお持ちだという点です。
サイトのコンセプト作りの重要性
外注さんの記事って、クオリティの面でパーフェクトに持っていきづらいもの。
納期の問題もありますし、稼げる金額にも限界がありますので、徹底的にこだわっていただくには、相当な教育が必要だと言えるでしょう。
私達の様に、自分で記事を書くスタイルであれば、その先に収益があるという点へ向けて動きますので、あれこれと質にはこだわり抜けますが、外注さんとブログ運営者の考え方にはどうしても隔たりは付き物です。
その上で、極めて重要になってくるのが、その状況でも戦えるジャンルを狙いすますという観点です。
動画では…
- ジャンル全体の月間平均検索ボリュームが30,000以上
- 年間を通して一定のアクセスが見込める
- 10年前と10年後の検索が変わらない
- 同ジャンルのアフィリ広告がASPにない
- 競合が少ない
以上の5つをポイントとしてテーマを選んでいるとマシューさんが語られていますね。
最後の「競合が少ない」というのは感覚的なものにはなりますが、全体としてハッキリとした具体性を持ってテーマ選びをされているというのはかなり大きいですね。
ハッキリとライバルを精査出来るのは「同ジャンルのアフィリ広告がASPにない」という点です。
a8やアクセストレードのなどの広告があるジャンルは、アフィリエイターの大好物。キーワードによってはライバルが殺到しますが、そこを避けることで、ライバルを限定できるという考え方だと言えるでしょう。
もちろん、キーワードの選び方によっては十分に戦えるテーマもありますが、どんなジャンルでも収益化できるというアドセンスの大きな特徴を上手く活かされていると思います。
この5つ以外で私がマシューさんのページを見て感じたポイントがもう1つあります。それは『外注さんにとって書きやすそうなネタ選びが出来ている』という点ですね。
最近の私のサイトでも重要視しているのですが、あれこれと知識を集め、複雑な構成をして、要所要所をとことん掘り下げていくことを必要とするキーワードとは別に、比較的求められるポイントが少ないキーワードも存在します。
シンプルに書き進められるテーマとでも言いましょうか。
そうしたキーワードは、外注さんにとっても当然書きやすく、戦いやすいクオリティに持っていく難易度がやや下がります。マシューさんは、そこに合ったテーマ選びがとても上手い。それがマシューさんのサイト、記事を見ての印象ですね。
※このあたりは人によってイメージが変わるのですが、私の場合は「毎回同じ構成で作ることが出来る」ことと、ある程度の専門的知識を前提としないという点を特に意識しています
私の外注化における考え方
「外注化=楽」
こう考えがちですが、これは必ずしもイコールにならないと思っています。正しくお伝えするならば「将来に楽をする為に、あれこれと考えたり学んだりする必要がある」となるかなと。
PRIDEコミュニティには、特に記事作成を外注化されている方が多く在籍されています。
そうした方々に私が常々意識してもらおうとしているのは…
- 理想となる記事がどんなものかを知りましょう
この点です。
納品された記事が良いものかどうかの判断がきかなければ質の高いブログにはまずなりません。また、修正をお願いするとして、どう修正してもらえらば良いか。これが頭に浮かばないと、外注さんの負担が増え、心も離れやすくなってしまうでしょう。
そこをまず意識することが大切だと思っています。
理想的な記事を知る為にお伝えしているポイント
私たちが土台として心がけているのは、まずは自分で記事を書いてもらうということです。
ここを突き詰めていけば、自然と良い記事がどんなものかが見えてきますからね。また、記事を書く際や修正の際などのアドバイスもしやすくなるというメリットもあります。
最も手っ取り早く、シンプルな方法と言えるでしょう。
ただし!
マシューさんは動画中にご自身で「自分で記事が書ける気がしない」と言っていますね。そう、記事を書くという点を突き詰めたという訳ではありません。
それでは、マシューさんの武器は何かと言いますと、目です。
どんなコンテンツが自分ならば欲しいか。読者さんは喜ぶか。
ここを見抜くしっかりとした目を持っている。客観的にこれらの点を考えられる。それがマシューさんの強みですね。
元からそうした優れた要素を持っていらっしゃるというのが私の印象です。
これは大きなヒントともなるポイントだと考えてください。
もし自分自身にそうした目が無い。そう思われるならば、検索をして検索をして、更に検索をして、目を磨きあげましょう。
基本的に、検索エンジンの順位というのは、読者さんの役に立つ度ランキングに準じています(それ以外のSEO的要素も含みますが)。
様々なキーワードでそうしたランキングと記事を見ることは、検索エンジンが何を求めているかという点への感覚を間違いなく研ぎ澄ませてくれるもの。
これは、記事を外注化している場合もそうですが、自分で記事を書くスタイルでも大切なことですね。
- ちょっとでも気になったことはすかさず検索をする習慣をつける
- どんなタイトル(テーマ)の記事が上位にあるか。その全体像もチェックする
- ただ記事を読むのではなく、なぜその記事が1位なのかを考えながら読み進める
時折、スカイプサポートではこの3つをお伝えすることがあるのですが、検索する頻度を増やしつつ、眺めるのではなく、意識的に見る。こうしたポイントを徹底することで、理想的な記事の外殻は見えやすくなってきます。
私の場合、人と一緒にいる時は(失礼だと考えて)ほとんどスマホを見ない様にしていますが、そうではない時は何でもかんでも検索しまくっています。それこそ、自分自身では誰よりも検索していると思えるくらいにはですね。
それもまた、良い訓練になる。これは是非とも実践していただければと考えています。
私の経験で言うならば、外注化を気楽に考えてしまう方は失敗しやすいです。
外注を使うからこそ必要なこと。そうした面に気を払い、徹底的に戦略作りをしていく。この感覚が欠かせないものだと思ってください。
その点を突き詰められているからこそ、マシューさんは結果を出されていますし、尊敬できる人物だとも思っています。
ちなみに、PRIDEコミュニティのブロンズ・シルバー・ゴールド会員さんには外注を活用して月100万円どころではない利益を出されている方も隠れています。そうした方々の話を聞くと「他の人への添削」も非常に上手く活用されているという印象が強いです。
これもまた、理想的な記事への感覚を磨くことに繋がりますよね。だからこそ、PRIDEコミュニティの添削は、添削を提出できる会員さん全員に公開する形とさせていただいています。
もちろん、意図的なキーワードやアイデアの盗用などがあった場合には、イエローカード、レッドカードを出す場合もありますが、良い記事への感覚を学んでいただくのは全く問題のないポイントです。
ご自身への添削しか見ない方も多いです。ですが、添削フォーラムへを利用可能な会員さんは、是非ともそうした目線でも添削を活かしていってくださいね!