先月の終わりから一斉にアドセンスからポリシー変更のメールが配信されています。
こうしたメールがあると、不安からかお問い合わせが増えるのですが、今回のポリシー変更は基本的には禁止コンテンツの緩和となりますので、大きな心配は不要です。
むしろ、考え方によってはサイトの新たな展開が狙えるかもしれません。
どんな変更があるかをまとめると同時に、どこに注目すれば良いかも取り上げておきたいと思います。
Contents
コンテンツポリシーの何が変更されるの?
メールで届いた内容は以下のページにまとめられています。
⇒https://support.google.com/adsense/answer/9336650
規約違反として警告対象だった禁止ジャンルの内のいくつかが、警告対象ではなく、広告の供給が制限される形に変更されるというのが今回の規約変更の中心点です。
つまり、「今までは広告を張るだけで、もしくはサイト内に存在するだけでペナルティとなっていたジャンルの一部で、広告を入れることをオッケーにするよ。ただ、ほとんど広告は表示されないから注意してね。」との報告だと考えて良いでしょう。
具体的には…
- 性的なコンテンツ
- 衝撃的なコンテンツ
- 爆発物に関するコンテンツ
- 銃に関するコンテンツ
- 銃の部品や関連商品に関するコンテンツ
- その他の武器に関するコンテンツ
- タバコに関するコンテンツ
- 危険ドラッグに関するコンテンツ
- アルコールの販売と乱用に関するコンテンツ
- オンラインギャンブルに関するコンテンツ
- 処方薬に関するコンテンツ
- 未承認の医薬品やサプリメントに関するコンテンツ
上記のコンテンツが緩和対象となっています。
ただし…
Google 広告(旧 AdWords)では、これらのコンテンツは従来どおり広告配信の対象外です。これらのコンテンツに配信されるのは、他の広告サービスの広告と、サイト運営者と広告主の直接取引による広告のみです。
このとおり、基本的な広告は配信されない形ですので、ページにアドセンス広告を入れる事での収益には期待は持てないと言って良いでしょう。
つまるところ、普通にサイトを運営する分には今までの運営方針を変える必要はないということです。
と言っても、規制強化ではなく緩和であること。こうした時には新たなチャンスを得られる可能性も常についてまわります。その観点において、今回の変更で私が注目しているポイントについてお伝えして言いますね。
規約緩和に際しての私の視点
私が面白いと思っているのは、上述のジャンルの記事であれば、サイト内に置いておいても安心となった点です。
アドセンスのポリシー違反となるコンテンツは、ジャンルにもよりますが、仮にそのページに広告を置いていなくても、サイト内に記事があるだけでアウトとなる場合も多いです。
内部リンクの存在だけでも問題となるといった形ですね。
それが、今回の変更によって、上述のジャンルでは問題視する必要がなくなりました。となると、新たなジャンル開拓も条件によっては楽しみが増えるという形になりそうです。
「銃に関するコンテンツ」も緩和対象になっていますね。
今までであれば、BBガン(いわゆるエアガン)を販売・宣伝するのも規制対象でした。
そして、そうした広告をどうしても入れたくなるサバイバルゲームに関する記事もグレーゾーンとなりやすく、アドセンスを置くサイトでは基本的に避けることを推奨しています。
しかしながら、少なくともそうしたカテゴリーを作り、記事を重ねることは可能となった。これは大きいです。
楽天アフィリエイトやAmazonアソシエイト、その他のASPなど、マネタイズ方法は工夫する必要がありますが、アドセンスを入れづらいジャンルは基本的に戦いやすいことが多い為、意外と収益に繋がるかもしれません。
また、広告のイメージは自分だと湧きませんが、猟をやっている人なんかが銃のお手入れ記事を入れることも可能ですね。収益はともかくとして、サイトに広がりを持たせられますし、アクセスアップによるサイト強化にはつながる可能性はあります。
「性的なコンテンツ」もかなりの存在感があります。
「露骨な性的描写を含むコンテンツ」は禁止コンテンツのままですので、いわゆるアダルト的なジャンルの話ではありません。
例えば、妊活や産み分け、性病といったジャンル。こうしたものが今までは性的なコンテンツとされ、サイト内に記事を置くのが怖かったです。
やはりアドセンスの広告配信には期待は持てませんが、ASPとの相性は良く、アフィリエイト広告を使いやすいジャンルですので、攻め方によっては大きな収益に繋がる可能性が高いです。
医療・健康系のジャンルとも言えますので、ライバル状況を慎重に見極める必要はありますが、今まで出来なかったことが出来る様になるというのは、戦略に幅を持たせてくれますね。
規制緩和に対してのコンテンツイメージとして取り上げた例はあくまでも例です。
様々な視点で色んな可能性を探ってみる。こうした作業も面白いですし、もしかしたらチャンスに繋がるかもしれません。
私自身は、今運営しているサイトのジャンルではどれも取り上げづらいものですので、積極的に攻めることはないと思います。しかし、あれこれと考えて、先に向けた戦略はこの機会に練ってはみたいですね~。