ブログの書き出しで損をしている。PRIDEコミュニティでの6000記事オーバーの添削経験上、この状況に陥っている方はかなり多いです。
ここで言う書き出しとは↑↑↑の1行目も含みますが、私たちの場合、主にイントロと読んでいる、記事本文が始まってから最初の見出しまでのエリアを指します。
特に多いのが…
- 記事に何を書いていくかが表現出来ればいいや
この感覚で書き出しを作っている方ですね。
決して間違いではありません。ただ、これだと少々物足りないと私は考える様にしています。と言うのも、イントロの段階で読者さんが抱く感情には、記事の滞在時間に大きく関係してくるという特徴があるからです。
ただ何となく書き出しを作るのと、狙いを持って書き出しを作るのでは極めて大きな差が出るもの。今回は、ブログの書き出しに持たせたい狙いとは何か、どんな情報を入れていくのが理想かを1つ1つお伝えしていきたいと思います。
書き出しはなぜ大切?
ブログの書き出しは、記事のトップに出るという位置関係上、コンテンツの中でも特にしっかりと読んでもらいやすいエリアです。
このタイミングで何が何でも読者さんに持ってもらいたい印象は『魅力的な記事である』というもの。
読み始めに記事の魅力を感じてもらえるのとそうではないのとでは…
- 記事全体の精読率
こちらに極めて大きな差が出ます。
読者さんって最初から「一字一句を逃さずに記事を読んでいこう」と思っている訳ではありません。
もちろん、そうした方もいらっしゃるでしょうが、多くの場合はザッと記事を読み進めてしまうもの。しかしながら、早い段階で「これは面白そうな記事だぞ」と感じた場合、多少なりともじっくりと記事を読もうとする。
この違いが非常に大切だと考えてください。
5年前、PRIDEコミュニティを始めた頃に私は既にアクセスがある手持ちの3記事(50PV以上あるもの)で、適当に書いたイントロ、良いと考えるイントロを1か月ごとに切り分けるというテストを行いました。
その結果、どの記事も狙いを持ったイントロの方が滞在時間が伸び、3記事の平均では1分もの差が出たのです。
コンテンツSEOでは1秒でも多く稼ぎたいのが滞在時間。それを前提に考えると、これは相当大きな成果でした。
ちなみに、狙いのキーワードで5位前後の記事を利用したのですが、イントロを悪いと思われる形に変えた際には順位を4つほど落とした記事もありました。
記事の書き出し次第で、同じ情報をコンテンツ全体では届けていても、記事の強さには大きな差が出ます。
書き出しを記事の中でも重要なエリアと考えて、狙いを持って戦いを進めていきましょう。
さて、それではここからは、どんな書き出しを作れば良いかについて触れていきたいと思います。
効果的な書き出しを作る為のポイント
『魅力的な記事と知ってもらう』と言っても、何もかもを語っていくのは難しいです。書き出しが長すぎると、むしろ読み気を逸らしてしまうことにも繋がってきますからね。
記事によって多少長くすることもあるのですが、私がサポートでお伝えするイントロの長さの理想はだいたい300~400字程度です。
その限られた文字数で記事の魅力を表現していかなければなりません。その上で、私が検索からの読者さんをメインとした記事で大切にしているのは、読み手に持ってもらいたい2つの感情です。
- 安心感
- 期待感
この両方を強めてもらえるイントロを作りあげられれば、記事の滞在時間には必ず良い影響が出てくるとお考えください。
具体的に見ていきましょう。
安心感を持ってもらうには
コンテンツへの安心感とはすなわち、「この記事を記事を読んでいけば大丈夫」と思ってもらうこと。
その上で、検索を利用する読者さんは、必ずと言っても良い程何かを調べようとしています。つまり、『知りたいことがしっかりと入っている記事だ』と気付いてもらうことが大切です。
この為に大切なのは、どんな記事であるかを的確に表現することですね。シンプルに言えば、記事に何を書いていくか。そこをしっかりと伝えることが重要だと言うことです。
こちらについては、無意識にやることとも言えますし、冒頭に書いた通り、最初から出来ているポイントだったりもします。
ただし、当然、ここで何を伝えるかによってコンテンツ内容や構成が決まるので、読者さんの需要をしっかりと読むことが大切ですね。需要の為のリサーチ。これをやり切れるかで価値が変わってきます。
期待感を持ってもらうには
出来ていない方が多いのは、こちらの期待感を煽るという点です。
読者さんに「良い記事に違いない!」と感じてもらう為の文章。これが他の実践者さん、及び検索上のライバルに対する差別化に欠かせません。
この期待感を持ってもらう為には、良い記事であることをこちらからアピールする必要があります。様々な方法があるのですが、私がよく添削でお伝えするのは…
- 書き手が読者さんの疑問や悩みに対して少なくとも一歩は先輩であることを伝える
- 記事のアピールポイントをしっかりと伝える(徹底的に掘り下げているとか、実際に持っているとか)
この2点です。特に力を入れているのは前者ですね。
読者さんと同じ、もしくは近い疑問、悩みを自分自身も感じるからこそ記事は作るもの。そして、その答えを知っているということがハッキリと伝われば、読み手は必ず記事を魅力的に感じてくれます。
例えば、そのテーマにおける専門家が記事を書いていたとしても、イントロで自分について触れなければそこは決して分かりません。検索からやってくる読者さんは、ほとんどの場合初めてそのブログの記事を読む訳ですからね。
サイドバー等にプロフィールが書いてあってもそこは同じ。必ず見てくれるとは限りませんし、スマホの場合は多くのテーマで記事の下部にサイドバーが表示されてしまいます。
唯一例外があるとすれば、「〇〇病院公式ブログ」とか、サイトタイトルの段階で書き手のイメージが出来る場合ですね(その場合でも、印象を強める為に入れておきたいですが)。
もちろん、専門家は1つの例に過ぎません。誰もかれもが専門家というポジションを持っている訳ではありませんからね。重要なのは立ち位置を伝えるということです。
それこそ、リサーチをしただけという状況でも、読者さんと同じ、もしくは近い疑問を持っていたことを前提に出来れば、読み手がこれから調べようとしていることを既に調べた人となりますので、期待感はアップします。
もちろん、その度合いには差があり…
- その道の専門家である
- 読者さんと同じ悩みを持っていて、経験を通して既に解決している
- 読者さんと同じ悩みを持っていて、困ったので詳しく調べた
- 書き手がどんな人か分からない
ザックリとこの順番で、得られる期待値の大きさが違うと考えています。
重要なのは、4番目の誰が書いているか分からない状態にしないこと。この意識があるだけでも、イントロの魅力はガラッと変わってきますよ。
もちろん、3番目ではなく、1番目、2番目の立ち位置で戦えるキーワードを探すとか、そうした感覚も大切ですが、まずは立ち位置を表現しようとすること。これを毎回記事を作る際に意識することが何よりも大切だと思ってみてください。
※そもそも読者さんと同じ悩みや疑問を共有できない、つまりテーマに対して全く興味が持てない場合は、私はまず記事にしません。小さくとも良いので興味の持てるもの。そこを大前提としてキーワードを選びます
例を見てみよう
キーワードをひねり出して、それに対するイントロを例にしても良いのですが、結構意識的に書きましたので、正に今読まれているこの記事のイントロを例にしたいと思います。
ブログの書き出しで損をしている。PRIDEコミュニティでの6000記事オーバーの添削経験上、この状況に陥っている方はかなり多いです。
ここで言う書き出しとは↑↑↑の1行目も含みますが、私たちの場合、主にイントロと読んでいる、記事本文が始まってから最初の見出しまでのエリアを指します。
特に多いのが…
- 記事に何を書いていくかが表現出来ればいいや
この感覚で書き出しを作っている方ですね。
決して間違いではありません。ただ、これだと少々物足りないと私は考える様にしています。と言うのも、イントロの段階で読者さんが抱く感情には、記事の滞在時間に大きく関係してくるという特徴があるからです。
ただ何となく書き出しを作るのと、狙いを持って書き出しを作るのでは極めて大きな差が出るもの。今回は、書き出しに持たせたい狙いとは何か、どんな情報を入れていくのが理想かを1つ1つお伝えしていきたいと思います。
(388文字)
このブログの性質上、キーワードは度外視することが多いですが、今回は「ブログ 書き出し」というキーワードを多少意識しています。
※ただし、関連キーワードの活用等、細かい部分は度外視していますので、狙いすましている訳ではありません
こちらのキーワードを使う読者さんは、シンプルに捉えると「ブログの書き出しにはどんな情報を入れれば良いんだろう」という疑問を持っていますよね。
そうした読者さんに対して…
- 疑問に対しての書き手の立ち位置を伝えた
- 記事に何を書いていくかを伝えた
「記事添削を6000記事以上扱ってきた」
「ブログの書き出しに持たせたい狙いとは何か、どんな情報を入れていくのが理想かを伝えていく」
「この記事で言う書き出しとは記事本文が始まってから最初の見出しまでのエリア」
「記事の滞在時間を伸ばすイントロの書き方が書いてある」
大まかに言えば、これらの情報を意図的に伝えています。
立ち位置に関しては、たった1行ですよね。しかし、これがあるかないかでは雲泥の差となると私は考えます。
このブログの読者さんの多くはコミュニティのメンバーさんで、検索ではなく直接記事をチェックしにやってきてくれます。しかしながら、検索からこのブログを見つけたという方は、そもそもPRIDEコミュニティのことを知らない場合がほとんどです。
そうした時に、記事添削を長くしてきたという立ち位置が伝わることで、初めて専門家に近い書き手であることを認識してもらえるといった形ですね。
コミュニティをご存じでない読者さんは「どこの馬の骨が書いているんだよ」となってしまうもの。だからこそ、敢えてそうした文を入れているとお考えください。
小さなことですが、こうした立ち位置への意識があると本当に大きな違いに繋がってきますよ。
ブログの書き出しは、添削でお伝えすることで1度直っても、また次の記事では元に戻っているということもザラにあります。
恐らくは、その重要度が腹落ちしきらずに、新たな記事では意識しきれないのが理由だと思っています。
そこを変える目的もあり、今回はイントロについてあれこれと伝えさせていただきました。
他にも、フック(1行目でインパクトを与える)等、色んなテクニックがあります。ただ、難しく考えすぎず、『記事をどんな立ち位置で書いているか』『記事に何を書いていくか』を伝えようとすること。ここを毎回イメージしながら記事を書き進めてみましょう。
ちなみに、良い書き出しを作ろうとすると、記事の良さを突き詰めていくことになりますので、結果として記事全体の情報が深くなることも多々あります。そうした意味でも、イントロにはこだわりを持っていただきたいですね。