どうも!PRIDEコミュニティの武です。
このブログはSEOについては深くこだわらず(それでもロングテールでアクセスがあることを狙ってはいますが)、比較的自由にタイトル付けをしています。
しかし、私たちが普段サポートをしている、アクセス重視のブログ運営では、記事タイトルというのは極めて大切な要素です。
記事添削をする際には、狙いのキーワードと共に、真っ先に目が行くポイントがタイトル。ほとんど毎回、タイトルには修正案を出すくらい大切にしています。
皆さん、最低限の基本は出来てるんですが、一番大切なことを忘れがちになってしますんですよね(汗)
記事が良いという前提の元ですが、タイトルの意識ポイントを増やすだけで、ガラッと順位が変わることもあります。ぜひとも、添削会員さん以外にも知っておいていただきたい点としてご紹介しますので、一緒に見ていきましょう。
基本は簡単!だけど考え出すと深いのがタイトルです
今回のテーマは基本のその先ですが、基本を逃している方も時折いらっしゃいますので、念の為にという感覚でポイントを出しておきます。
- 上位表示を目指すキーワードは必ずタイトル中に全て入れる
- 狙いのキーワードはなるべく左側に、かつ順番通りに入れたい
- 出来る限り32文字以内に。理想は20文字台後半でタイトルを組む
- 言葉組みが不自然にどうしてもなってしまう場合は、上記のポイントは多少度外視しても良い
このあたりは、PDC会員さんならば「ヘイジ流キーワード選定方法」のレポートでお馴染みかもしれませんね。
土台としては、クローラーに狙いのキーワードを見つけてもらいやすい形を意識しています。このあたりはズレなく狙っていくのが大切ですが、押さえてさえおければ、時に外してしまっても良いとも思っています(例えば初動順位に多少の影響は出るけど、敢えて一番左に目立つ言葉を入れるとか)。
と言いつつも、私自身の運営するブログでは、何とかしてこの形に持っていこうということは考えますね。
ただし、これらを前提としつつ更に大切になってくるのが、如何にタイトルを読者さんにとって魅力的に見せるかです。
最近のSEOにおいては、読者さんの反応が最重要。その上で、タイトルが一番影響を与えるのは、検索ページにおけるクリック率です。サーチコンソールにもCTRとして出てきますが、記事の総合滞在時間と同じく、順位を決定付ける、極めて大きなポイントと言って良いでしょう。
「クリックしてもらう為に何かが出来ないか」
ここが観点からガラッと抜け落ちてしまう。添削を通して、そう感じることが本当に多いです。それによって、ライバルと似たり寄ったりのタイトルになり、読者さんの印象に残らない。これが本当にもったいない。
ちょっと具体的にお話ししていきますね。
記事タイトルで読者さんに見せたい魅力とはどんなものか
とにかく皆さんこの形になってしまっているというのが…
- 記事に何を書いているかを示すことで精いっぱいになってしまう
これです。
もちろん、絶対に忘れてはいけないポイントではありますし、時にあれこれと書いてあることが訴求力を上げてくれる場合もあります。
しかしながら、更なる魅力を付加できる。こうした状況だと感じることがほとんどどですね。
その上で、記事、またキーワードに応じてですが、そもそも読者さんにウケる記事の魅力って…
- めちゃくちゃ詳しく掘り下げられている
- 知りたい事に対して網羅性がある
- 非常に分かりやすくまとめられている
- 書き手の経験や意見が奮段に入っている
- 他にない視点が入り込んでいそう
無限にありはしますが、主にこの5つに集約されると思っています。
読者さんにどんなタイプの記事がウケるかを考えて、もしくはライバルチェックをしてどうすれば目立つかという観点から、上記のどれか、もしくは複合した形で良いタイトル付けをしていく。ここが大きなポイントですね。
1つキーワードを取り上げてみたいと思います。
「ホワイトボード 油性ペン」をキーワード例に
ひとまず、既存の記事ではなく、身の回りにあったものから、今自分が書くならという視点で、見出しのキーワードを選びました。
こちらは主に『ホワイトボードに間違えて油性ペンで文字を書いてしまった!消えないんだけどどうしたら良いだろうか』という悩みが浮かび上がるキーワードかと思います。
これに対して「落とし方」という関連キーワードを活用しつつ、記事に何が書いてあるかを示すだけだと…
×「ホワイトボードに使った油性ペン!落とし方はどうする?」(26文字)
こうした形になりがちです。決して悪くはないのですが、ライバルと比べるとアピール力という面には難があると言えますね。
また、これまたよく見かけるのが、目に付く関連キーワードをこれでもかと入れ込むパターンです。
こちらだと、文字数がどうしても増えがちになるという問題が出てきます。網羅性という意味では良いアピールにもなるんですが、決して「全部を紹介出来ている訳ではない」ことが弱点になることもありますね。
ニュース速報系のノウハウをやられていた方は、このパターンが多いですね。恐らく、既にある需要ではなく、誰も書いていない中でこれから盛り上がる可能性があるものにあれこれアプローチするという意味合いで、そのジャンルでは効果的な手法かと思います。
ただ、私たちの考え方の基本は、過去にアクセスがあるキーワードは今後もアクセスが続くであろうというポイントが元になるので、ライバルに挑んでいくという視点が大切になってしまうんです。
と、ここまでを踏まえつつ、先の5つの魅力に当てはめたタイトルを見てみましょう。
- めちゃくちゃ詳しく掘り下げられている
- 知りたい事に対して網羅性がある
- 非常に分かりやすくまとめられている
- 書き手の経験や意見が奮段に入っている
- 他にない視点が入り込んでいそう
「ホワイトボードに使った油性ペン!落とし方を徹底的に特集するよ」(30文字)
「ホワイトボードの油性ペンの落とし方!全方法をあれこれとご紹介」(30文字)
「ホワイトボードに油性ペンを使っちゃった!落とし方を簡潔に伝えるよ」(32文字)
「ホワイトボードの油性ペンの落とし方!色んな方法を試してみた結果」(31文字)
「ホワイトボードに使ってしまった油性ペンが超簡単な方法で消えた件」(31文字)
サッと考えたものなので、実際に作る時はもう一歩悩みそうではありますが、大体こんなイメージです。
4つ目なんかは、網羅性も複合していますね。また、5つ目は経験を主張してもいます。
どれもが良いと言うよりも、キーワードによってウケる記事は変わりますので、そこに合わせて、例えば分かりやすさが重要か、もしくは網羅性だったり深い掘り下げが重要かなどを見抜いていく必要はあります。
ただ、どれもが記事に書いてあることを示しつつも、その記事に『ライバルにない魅力がある』と主張しようとしているのがお分かりいただけますでしょうか。
多くの場合では、そうしたタイトルが有利になる。ここをぜひ頭に置いておいてください。
なお、あくまで現時点でのライバルを見ての判断ですが、経験を主張している記事がパッと目に付かないので、目立ち度も考えて、4つ目の「ホワイトボードの油性ペンの落とし方!色んな方法を試してみた結果」を自分ならば土台に記事を作っていきそうです。
タイトルでの主張って、基本的に記事の良いところアピールです。
そんな大げさな主張は出来ないよ!と思われるかもしれません。ただ、それは言い換えると…
『主張できる魅力の無い記事である』
こうなってしまっているから故にと言えます。
コンテンツSEOでは、常にライバルの記事よりも読者さんの反応が良いことが求められます。つまるところ、質の競争をしているということです。
となると、そもそもがライバルよりも良い点がある記事を書かなければいけない。ここがポイントですね。
そうしたところを必死に貫いて書いた記事。そんなコンテンツで何かしらの主張ができない訳がないんです。
もしも主張することができないと感じられるのなら、それはもしかしたら、記事作成において魅力を出しきれていないのかもしれない。そう考えつつ、更なる魅力を付加出来ないかを考え抜いていきましょう。