記事戦略が決まったら、次に行うのが記事構成の作成です。
記事構成とは、記事の骨組みのことです。
- どの順番で何を伝えるのか
- どのh2を入れるのか
- どのh3で詳しく説明するのか
- 読者の疑問にどこで答えるのか
この設計が曖昧なまま本文を書き始めると、記事全体の流れが悪くなったり、必要な情報が抜けたり、逆に同じ内容を何度も繰り返してしまったりします。
AIを使えば、上位記事の傾向や読者ニーズを整理しながら、効率よく記事構成を作成できます。ただし、AIにいきなり「構成を作って」と依頼するだけでは不十分です。
まずは上位サイトを分析し、必要な情報を整理し、AI Overviewの内容も確認したうえで構成を作ることで、より精度の高い記事構成に近づけられます。
このページでは、ChatGPTとClaudeを使って、SEO記事の構成を作成する方法を解説します。
基本的には、ChatGPTで上位記事の情報を整理し、Claudeでペルソナやニーズなどの必要情報をまとめたうえで、再度ChatGPTに戻して構成を作る流れです。
その場合は、Claudeへ引き継ぎ書を渡す工程を省略し、ChatGPTの同じチャット内で続けて作業を進めてください。
上位記事の分析、必要情報の整理、AI Overviewを踏まえた構成作成までを、同じチャット内で順番に行うイメージです。
Claudeを使える場合は、情報整理の精度や長文処理のしやすさを高めやすくなります。
一方で、まずはシンプルに進めたい方は、ChatGPTのみで構成作成を試しても問題ありません。
Contents
利用するAI、ツール
構成作成では、主に以下のAI・ツールを利用します。
| ツール | 主な用途 |
|---|---|
| ChatGPT | 上位記事のスクレイピング内容の整理、AI Overviewを踏まえた構成作成 |
| Claude | 引き継ぎ情報をもとに、ペルソナ・ニーズ・ゴールなどの必要情報を整理 |
| Gemini | ChatGPTの代わりに上位記事の情報整理に使うことも可能 |
| ラッコキーワードなど(あれば) | 複合キーワードや共起語の確認に利用可能 |
基本的には、ChatGPTで上位記事の情報を整理し、Claudeで構成作成に必要な情報を表にまとめ、最後にChatGPTへ戻して構成を作成する流れです。
Claudeが使えない場合は、別ページの「ChatGPTのみで記事を作成する方法」を参考にしてください。
なお、ラッコキーワードなどで複合キーワードや共起語を確認できる場合は、そのデータもClaudeに渡すと精度が上がりやすくなります。
ただし、外部ツールが使えない場合でも、Claudeによる自動抽出で基本的には進められます。
構成作成の基本的な流れ
AIを利用した構成作成は、以下の流れで進めます。
- 上位サイトをスクレイピングして情報収集する
- 上位5記事の内容を横断的にまとめる
- ChatGPTからClaudeへ渡す引き継ぎ書を作る
- Claudeで構成作成に必要な情報を表にまとめる
- Claudeの表をChatGPTに渡しやすい形へ整える
- ChatGPTに必要情報を渡す
- AI Overviewの情報を渡す
- ChatGPTでh2・h3の構成案を作る
- 人の目で構成を調整する
- 完成した構成をChatGPTに送る
大切なのは、いきなり構成を作らせないことです。
先に上位記事の情報を集め、読者ニーズや記事のゴールを整理してから構成を作ることで、見出しの抜け漏れやズレを減らしやすくなります。
STEP1:上位サイトをスクレイピングして情報収集する
まずは、狙うキーワードで検索し、上位5記事の情報を集めます。
この作業では、ChatGPTまたはGeminiを使います。
検索結果は、普段の閲覧履歴やログイン状態の影響を受けることがあります。
そのため、シークレットウィンドウで検索するのがおすすめです。
上位5記事を開いたら、各記事のソースコードを取得します。
一般的には、ページを開いた状態で以下の操作を行います。
- Windows:Ctrl+U
- Mac:Command+Option+U
ソースコードが表示されたら、内容をまとめてコピーし、ChatGPTへ1記事ずつ送ります。
このとき、5記事分を一度に送るのではなく、1記事ずつ送るのがポイントです。
AIには、最初に以下のプロンプトを送ります。
「〇〇(狙うキーワード)」というキーワードで、SEO記事の構成作成に向けたリサーチを依頼されました。
これから同キーワードの上位5記事のソースコードを1記事ずつ送ります。
現時点では、まだ記事構成は作成しないでください。
まずは各記事のソースコードから、構成作成に必要な情報を抽出する準備をしてください。
確認してほしい主な観点は以下です。
・上位記事に共通して入っている内容
・h2、h3などの見出し構成の傾向
・読者の悩みに答えている内容
・よく出てくる表現や共通テーマ
・FAQや補足情報の有無
・他の記事と差別化できそうなポイント
・不足している情報や弱そうな箇所
・記事構成を作るうえで参考になりそうな要素
1記事ずつ送りますので、各記事を受け取ったら内容を読み込み、必要な情報だけを整理してください。
5記事分を送ったあとに「まとめて」と送りますので、そのタイミングで5記事を横断的にまとめてください。
なお、本文をそのままコピーするのではなく、構成作成に必要な情報として要約・整理してください。
このプロンプトを送ったあと、上位5記事のソースコードを1記事ずつ送っていきます。
記事本文をそのまま使うためではなく、あくまで上位表示に必要な要素を分析するために使います。
STEP2:上位5記事の内容を横断的にまとめる
上位5記事のソースコードをすべて送ったら、ChatGPTに「まとめて」と送ります。
このとき、まだ構成は作らせません。
目的は、上位記事に共通して入っている情報や、不足している情報、差別化できそうなポイントを整理することです。
構成はまだ作らなくてよいです。
ここまで送った上位5記事の情報を横断的に分析し、SEO記事の構成作成に必要な情報として整理してください。
以下の観点でまとめてください。
・上位記事に共通して入っている内容
・上位記事でよく使われている見出しやテーマ
・読者が知りたいと考えられる情報
・上位記事に不足している情報
・差別化できそうな切り口
・記事内で必ず触れたほうがよい内容
・入れなくてもよさそうな内容
・FAQに入れられそうな質問
・構成作成時に注意すべきこと
まだh2、h3の構成案は作成せず、リサーチ結果の整理にとどめてください。
この工程で、上位記事の共通点や不足点が整理されます。
ここで構成まで作らせてしまうと、情報整理が中途半端なまま見出し案に進んでしまうことがあります。
まずは、構成作成の材料を集めることに集中しましょう。
STEP3:ChatGPTからClaudeへ渡す引き継ぎ書を作る
上位記事の横断分析ができたら、その情報をClaudeへ渡します。
ただし、ChatGPTの出力をそのままClaudeに貼り付けるよりも、一度「引き継ぎ書」として整えてもらうほうが使いやすくなります。
ChatGPTに以下のプロンプトを送ります。
別AIがこのあと、ペルソナ、顕在ニーズ、潜在ニーズ、ゴール設定などを整理しやすいように、引き継ぎ書を作成してください。
以下の内容がわかるように整理してください。
・狙うキーワード
・上位5記事の横断分析結果
・上位記事に共通して入っている内容
・上位記事に不足している内容
・差別化できそうな切り口
・想定される読者
・記事内で必ず触れたほうがよい内容
・構成作成時に注意すべきこと
そのまま別AIに貼り付けられるように、見やすく整理してください。
出力された引き継ぎ書をコピーし、Claudeへ移動します。
※ChatGPTのみで進める場合は、STEP3、はSTEP4は省略し、STEP5以降をそのままChatGPTで進めても構いません。
STEP4:Claudeに引き継ぎ書を渡す
Claudeを開いたら、まずChatGPTで作った引き継ぎ書を渡します。
この段階では、Claudeにいきなり構成を作らせる必要はありません。
まずは、前提情報を読み込ませることが目的です。
このあと、記事構成作成に必要な情報を整理してもらいます。
まずは以下の内容を読み込み、前提情報として理解してください。
まだ記事構成は作成しないでください。
【引き継ぎ書】
ここにChatGPTで作成した引き継ぎ書を貼り付ける
引き継ぎ書を渡したら、次に構成作成に必要な情報を表にしてもらいます。
STEP5:必要情報を収集して表にまとめる
次に、Claudeに記事構成を作るための必要情報を整理してもらいます。
ここで整理するのは、以下のような情報です。
- KW
- 複合KW
- 共起語
- ペルソナ設定
- 顕在ニーズ
- 潜在ニーズ
- ニーズを解決する方法
- ゴール設定
- 備考
複合キーワードごとに行を作るのではなく、メインキーワードに対して1行でまとめるイメージです。
ラッコキーワードなどで複合キーワードや共起語を確認できる場合は、そのデータも一緒に渡すと精度が上がりやすくなります。
ただし、外部ツールのデータがない場合でも、Claudeに自動抽出してもらえば基本的には問題ありません。
「〇〇(狙うキーワード)」というキーワードで記事作成を依頼されました。
記事作成の準備として、以下の項目を表にしてください。
上位記事のリサーチ内容、ライバル状況、読者ニーズを踏まえつつ、構成作成に使いやすい形で整理してください。
【表にする項目】
・KW
・複合KW
・共起語
・ペルソナ設定
・顕在ニーズ
・潜在ニーズ
・ニーズを解決する方法
・ゴール設定
・備考(あれば)
【注意点】
・複合キーワードごとに行を作成するのではなく、メインキーワードに対して1行でまとめてください。
・複合KWや共起語は、上位記事の内容や検索意図を踏まえて整理してください。
・読者が明確に知りたいことだけでなく、本人がまだ言語化できていない潜在ニーズも整理してください。
・最終的に記事構成へつなげやすい形にしてください。
出力された表に違和感があれば、自分で調整します。
ただし、上位記事の情報がしっかり入っていれば、大きく修正する機会はそれほど多くありません。
STEP6:Claudeの表をChatGPTに渡しやすい形へ整える
Claudeで表ができたら、その内容を再びChatGPTへ戻します。
その前に、Claudeに「別AIへ渡しやすい形」に整えてもらいましょう。
表のままだと、ChatGPT側で読み込みにくい場合があります。
そのため、構成作成の材料として使いやすいように、情報を整理し直します。
このあと、別AIに記事構成を作成してもらいます。
そのため、以下の情報がわかりやすく伝わるように整理してください。
・KW
・複合KW
・共起語
・ペルソナ設定
・顕在ニーズ
・潜在ニーズ
・ニーズを解決する方法
・ゴール設定
・備考
・構成作成時に特に意識すべきポイント
そのまま別AIに貼り付けられるように、見出し付きで整理してください。
Claudeが整えてくれた内容をコピーし、最初に上位記事分析を行ったChatGPTのチャットに戻ります。
STEP7:ChatGPTに必要情報を渡す
最初に上位記事分析を行ったChatGPTのチャットへ戻ったら、Claudeで整理した情報を渡します。
このとき、まだ構成は作らせません。
このあとAI Overviewの情報も渡すため、まずは読み込みだけをしてもらいます。
この後にAI Overviewの情報も送りますので、まだ構成は作成しないでください。
まずは以下の情報を読み込み、構成作成の前提情報として理解してください。
【必要情報】
ここにClaudeで整理した内容を貼り付ける
この工程を入れることで、ChatGPTが上位記事分析だけでなく、Claudeで整理したペルソナやニーズも踏まえて構成を作りやすくなります。
ChatGPTのみで進めている場合は、Claudeで整理した内容の代わりに、同じチャット内で整理したペルソナ・ニーズ・ゴール設定などを使ってください。
STEP8:AI Overviewの情報を渡して構成を作成する
次に、AI Overviewの情報をChatGPTへ渡します。
AI Overviewが表示されている場合は、その文面をコピーして使います。
AI Overviewが表示されていない場合は、無理に用意しなくても構いません。
その場合は、上位記事分析と必要情報をもとに構成を作成します。
AI Overviewを渡す理由は、検索結果上でGoogleがどのような情報を要約しているかを参考にするためです。
AI Overviewの内容をそのまま真似するのではなく、検索意図や重要論点を把握する材料として使います。
ここまでの上位記事分析、構成作成に必要な情報、AI Overviewの内容を参考に、SEO記事の構成案を作成してください。
【AI Overview】
ここにAI Overviewの文面を貼り付ける
【構成作成の条件】
・h2、h3の入れ子式で作成してください。
・以下のような表示形式にしてください。
h2:
h3:
h3:
h2:
h3:
h3:
・h3は、すべてのh2で同じ数に揃える必要はありません。
・h2の内容に合わせて、必要な数だけh3を用意してください。
・情報の流れに応じて、h2のみの章があっても構いません。
・読者が知りたい結論に早くたどり着ける流れにしてください。
・h2とh3の粒度をそろえてください。
・1つの見出しに内容を詰め込みすぎないでください。
・似た内容の見出しが重複しないようにしてください。
・上位記事に共通する重要情報は外さないでください。
・上位記事に不足している内容があれば、差別化要素として自然に入れてください。
・記事のゴールに向かって自然に読み進められる構成にしてください。
・まだ本文は作成せず、構成案のみを出してください。
ここまでで、ChatGPTから構成案が出てきます。
STEP9:構成案を人の目で調整する
AIが出した構成案は、そのまま使うのではなく、人の目で調整します。
特に、以下の点を確認しましょう。
- 結論から伝える流れになっているか
- 読者が知りたいことに早く答えているか
- h2とh3の粒度がそろっているか
- 見出しが長すぎないか
- 同じ内容の見出しが重複していないか
- h2の中に入れるべきh3が自然に入っているか
- h3の数を無理に揃えていないか
- h2のみで十分な章に、不要なh3を作っていないか
- 検索意図とズレた見出しが入っていないか
- 上位記事に共通する重要情報が抜けていないか
- 自分の記事として差別化できる要素が入っているか
- 記事全体のゴールに向かって自然に進む流れになっているか
構成は、記事の設計図です。
ここで違和感を残したまま本文作成に進むと、あとから大きな修正が必要になりやすくなります。
スプレッドシートなどに構成を入れて、手動で調整を進めましょう。
なお、ChatGPTに追加で修正を依頼するのもオッケーです。
以下の観点を重視して、h2、h3の構成を整え直してください。
・結論から伝える流れにする
・h2とh3の粒度をそろえる
・h3の数を無理に揃えない
・h2の内容に応じて必要な数だけh3を用意する
・情報の流れに応じて、h2のみの章も許容する
・似た見出しを統合する
・長すぎる見出しを短くする
・読者が知りたい順番に並べる
・不要な見出しを削る
・記事のゴールに向かって自然に進む流れにする
まだ本文は作成せず、構成案のみを出してください。
※シンプルに「〇〇を△△に変えてください」というプロンプトもよく使います
ChatGPTで構成調整をする場合、必要に応じて、何度かやり取りしながら、自分が納得できる形に整えます。
STEP10:完成した構成をChatGPTに送る
構成が完成したら、最後に完成版の構成をChatGPTに送ります。
毎回完成版を送ることで、同じチャット内では自分の構成の癖や好みを反映しやすくなります。
たとえば、以下のように送ります。
【最終構成】
ここに完成した構成を貼り付ける
この作業は必須ではありませんが、ChatGPTが必要に応じて自分の癖や傾向などを把握してくれますので、以降の記事でより自分の希望に近い構成が出やすくなります。
特に、見出しの粒度や構成の流れをそろえたい場合は、完成版を共有しておくと、その後の作業が進めやすくなります。
構成作成で注意したいこと
AIを使うと、短時間でそれらしい構成案を作れます。
しかし、AIが出した構成が必ず正解とは限りません。
特に、以下の点には注意しましょう。
| 注意点 | 確認する内容 |
|---|---|
| 上位記事の丸写しになっていないか | 見出しや流れが競合と似すぎていないか |
| 読者の悩みに答えているか | 自分が書きたい内容ではなく、読者が知りたい内容になっているか |
| 見出しが多すぎないか | h2、h3が増えすぎて読みにくくなっていないか |
| 粒度がそろっているか | h2とh3の大きさにズレがないか |
| h3を無理に揃えていないか | 章ごとに必要なh3数になっているか |
| h2のみで十分な章がないか | 不要なh3を作っていないか |
| 検索意図とズレていないか | キーワードから外れた内容が入っていないか |
| 結論が遅すぎないか | 読者が知りたい答えに早くたどり着けるか |
| 差別化要素があるか | 上位記事にない視点や補足が入っているか |
構成は、本文作成の前に必ず整えておくべき重要な工程です。
ここで丁寧に作っておけば、次の記事執筆の工程がかなり楽になります。
AIに任せきりにするのではなく、最後は自分の目で確認し、読者にとって自然な流れになっているかをチェックしましょう。